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歩く時の膝のポキポキ音でお悩みの方からお問い合わせをいただきました。
膝などのポキポキ音については同じような疑問をお持ちの方も多いかと思いますので、解説を加えた上で回答を共有させていただきます。
先月くらいから、階段の上り下りをする際に膝がポキポキと鳴るようになりました。今のところ痛みはないのですが、頻繁に音が鳴るので、このまま放っておいても大丈夫なのか気になっています。
特に階段の昇降時に鳴ることが多く、動くたびに音がするため、日常生活の中でも少し気になるようになりました。
このような症状が出る原因や、今のうちに何か対策をした方がいいのかも知りたいです。例えば、運動をしても問題ないのか、何か気をつけた方がいいことがあるのか、アドバイスをいただけると助かります。
どうぞよろしくお願いいたします。
膝のポキポキ音の原因についてお答えします
膝に限らず、関節がポキポキと鳴ると気になってしまうものです。痛みがなくても、このまま放置してよいのか不安に感じる方も多いと思います。
関節内には液体があり、動くことで圧力の変化によって内部に気泡が生じることがあります。諸説ありますが、この気泡が発生した時や弾ける際に「ポキポキ」とした音がすることがあると考えられています。
これは指の関節を鳴らした時と同じ現象で、膝に限らず多くの関節で起こるものです。また、カイロプラクティックのアジャストメントの際に鳴る音もこの種類に含まれます。
この音の場合、一度鳴るとしばらく動かしても鳴らないことが多いのが特徴です。
膝を支える筋肉や腱が硬くなったり、筋バランスが崩れることで関節の動きがスムーズでなくなり、音が鳴ることがあります。同様の原因で股関節や肩が鳴ることも多いです。
特に、大腿四頭筋(太ももの前側の筋肉)のバランスが影響し、膝蓋骨(膝のお皿)の動きが悪くなることも音の原因の一つとして考えられます。
この場合、階段や坂の上り下りのときだけ鳴ることが多いのが特徴です。また、関節内の気泡によるものとは異なり、動かすたびにポキポキと鳴る傾向があります。
膝の軟骨がすり減ることで、関節内の摩擦が増え、音が鳴ることがあります。初期の段階では痛みがなくても、進行すると痛みや腫れを伴うことがあります。
また、長年の負担や体重の増加が影響することもあるため、気になる場合は早めに対策をとることが大切です。
まず、痛みが伴うかどうかが重要なポイントになります。痛みを伴う場合や、転倒やケガなどのきっかけがあって音が鳴り始めた場合は、まず医療機関の受診をおすすめします。
膝周りの筋肉を強化することで、関節の安定性を高め、音の発生を抑えることが期待できます。代表的な筋肉として大腿四頭筋がありますが、どの筋肉をトレーニングすべきかは専門家の判断が必要です。
また、足部から骨盤帯周囲の筋肉を総合的に評価し、適切なトレーニングを行いバランスを整えることが重要になります。
筋肉の柔軟性を高めることで、関節の動きを滑らかにし、音の発生を防ぐことも期待できます。代表的な筋肉としては大腿四頭筋や膝窩筋がありますが、ストレッチの対象も専門家の判断が必要です。
また、筋トレと同様に、足部から骨盤帯周囲の筋肉を総合的に評価し、適切なストレッチを取り入れることが大切です。
膝への負担を軽減するための一般的な対策として、適切な体重管理が挙げられます。体重が増えると膝への負担が増加し、関節の摩耗を促進する可能性があります。
無理のない範囲で適正体重を維持することは、膝の健康を保つ上でも有効な手段です。
膝のポキポキ音は、関節内の気泡によるものや、筋肉や腱の影響によるものなど、さまざまな要因が考えられます。
痛みが強くなければ大きな問題ではない場合が多いですが、気になる場合や音が頻繁に鳴る場合は、膝への負担を減らすための対策をとるのがおすすめです。
当院では、膝だけでなく全身のバランスを評価し、膝本来のはたらきを取り戻すサポートを行っています。気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
その他膝のお悩みについてはこちらのページも併せてご参照ください。
当院であなたのお悩みに対応可能どうかを5秒で調べることができる症状検索ページもご活用ください。