【男子中学生・サッカークラブ所属・右膝の痛み】
来院の数週間前に、サッカーの練習をしている最中に膝に痛みを覚えてからなかなか良くならないとのことで来られました。
過去にも同じような痛みをもっていたことがあるとのことでした。
初回の評価・検査より
歩行時など膝に体重をかける動作で痛みが少し出て、一番痛い時では10段階評価で7~8とのことでした。
膝のお皿を押すと痛みが出ていました。
膝の靭帯や半月板からくる不安定性などは見られなかったので、股関節・骨盤や足首などをチェックしたところ、右の仙腸関節と脛骨の動きが左右と比べてバランスがくずれていました。特に右の仙腸関節の動きは顕著に低下していました。
施術について
膝自体にはそこまで問題はなさそうだったので、仙腸関節を中心にアジャストメントで刺激を入れ、脛骨の動きも良くするような施術を行いました。
足首周りの関節や筋肉のバランスに関してもチェックしましたが、主なものは仙腸関節に対するアプローチでした。
施術直後の時点で膝の痛みが大分減ったとのことでした。
数日後に再度チェックを行いましたが、動きがほぼ元通りになり、痛みもほとんど出なくなったとの報告を受けました。バスケットボールをプレーしても大丈夫だったとのことです
仙腸関節の動きを良くするようなエクササイズを中心に宿題としてしばらくやってもらうことにしました。
後日、お母さんから連絡があり2回目の施術以降膝には何の問題もなくなり、普通にサッカーをプレーできるようになりましたとのことでした。
今回のケースに関して
今回のケースは骨盤・股関節などのバランスが膝に影響してしまった例だと思いますが、何よりも施術に対する反応がとても早かったことが印象的でした。
10代の方、特に中学生以下の子たちは施術に対する反応がとても早いことが多いです。大人ほど時間をかけて、からだのバランスがくずれて、その状態を脳が覚えてしまうというところまでいかないからということが理由の1つとして考えられます。
ただ、学生時代のからだの問題を放っておいていいことはもちろんなく、早めに専門家に見てもらうのが将来も考慮した上でおすすめできることです。
「学生時代にこの施術を受けていればな」
という感想をいただくことが多いので、後悔しないためにもからだのことに関して信頼して相談できる人を見つけておくことは大切です。
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*このケースレポートはカイロプラクティックや施術の効果を保証するものではありません
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