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【ケースレポート6】30代・男性・クライミング・指がのばせない


*写真はイメージです
*写真はイメージです

【30代・男性・クライミング・指がのばせない】

 

クライミング中のケガが原因で右の人差し指の伸筋(伸ばす筋肉)を以前に手術したが、指を完全に伸ばすことができず、痛みもあるとのことで来院しました。

 

初回の評価・検査より


クライミング歴は長く、かなり高いレベルのクライミングをしている方でした。

 

手術は上手くいったとのことでしたが、術後に動かし始めるのが少し早かったようで腫れが残っており、腱の動きもうまくいっていないようでした。指にある滑車システム(Pulley system)の問題が主に関係しているようでした。

 

伸筋だけでなく、屈筋の動きも悪くなっていたので手指全体のバランスをみながら背側骨間筋なども見ていきました。

 

施術について


手指の動きには肘・肩・肩甲骨・胸郭・胸椎・脊椎全体と他の部位もチェックすることが大切なのでまずはそういった部位にアジャストメントを行いました。

 

指に関しては腫れをひかせてからは、腱の動きを良くしたり、術後の組織の癒着に対して筋肉のリリースやファクターなどのIASTMを中心に行っていきました。

 

同時に、筋肉が機能的にはたらけるようにホームエクササイズをしっかりとやってもらいました。

週1のペースで施術を行い、よりレベルの高いエクササイズをやってもらうことで2カ月程で指を完全に伸ばすことができるようになりました。その後も順調に改善していきました。

 

後日、その方から連絡がありクライミングで手術前よりも難しいレベルの場所をクリアできたとの嬉しい報告がありました。

 

*クライミングのルールには詳しくないのですが、グレードシステムというものがあるらしく、それによると以前よりも高いグレードのものをクリアすることができたということのようです。

 

今回のケースについて


OSCでは手術直後のリハビリといったサービスは提供していませんし、何より病院の理学療法士さんの方が明らかにそういった時期のケアには相応しいので、あたりまえですがまずはそういったところで適切なリハビリを受けることが大切です。

 

なるべく動かしながら治していきたいと思っていても、やはり最低限は安静にして過ごす時間というのは必要だと思います。

 

今回のケースは術後しばらく経っていて、徒手やIASTMでの軟部組織(筋肉など)の機能改善が必要なケースでした。

カイロプラクティックというよりは、筋肉のケアが主でしたがそういったアプローチが出来るのもスポーツカイロプラクティックを学んでいればこそのことです。

 

それにしても、記録が更新できたとわざわざ報告してくれたのはとても嬉しかったです。

 

筋肉の問題なんだけど見てもらえるのかな?または、関節が問題なのか筋肉が問題なのかわからないという方も是非一度ご相談ください!

 

 

*このケースレポートは施術の効果を保証するものではありません。


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