足首の捻挫の後など、なかなか足の痛みがひかなかったり、違和感が抜けない場合に「立方骨症候群(りっぽうこつしょうこうぐん)」になっていることがあります。
足部の外側の真ん中あたりが痛くなることが多いです。足のケガの中でもそんなによく起こるものではないので見逃されがちですが、放っておくとなかなか良くならないということになってしまいます。
あるデータでは、足部のケガの約4%、足首の捻挫後の7%の人にみられることがあるようです。バレエに比較的みられるという報告もあります。(1)
また、平らな地面ではない場所を走ることの多いトレイルランニングでもみられることがあります。
もしあなたが、
- 「足首の捻挫後の腫れがひかない、痛みが長引いている」
- 「レントゲンでは大丈夫と言われたが半年以上痛い」
- 「思い切り運動できないのでストレスになる」
- 「足が痛くてジャンプが出来ない」
- 「サポーターを付けていても痛い」
といったことでお困りの方は米国国家資格のOUMIスポーツカイロプラクティックがお役に立てるかと思います。
立方骨症候群って聞いたことないけど?
立方骨とは図にあるように足部の外側真ん中あたりにある骨です。すぐ後ろにある踵骨と踵立方関節を作っていて、前方には中足骨があります。
すぐ近くを長腓骨筋の腱が通っていて、歩く時など足のはたらきにおいて立方骨とこの腱はお互いに大切な機能をもっています。(下の図を参照)
よくある足首をグキっとやってしまうような捻挫(内反捻挫)の際に、長腓骨筋の腱が立方骨にストレスを与えてしまい動きが悪くなってしまうことがあります。⇒立方骨のサブラクセーション
*カイロプラクティックでは足首や足部の関節などにもアジャストメントを行います。立方骨に対するものも昔から行われてきています。(3)(4)
内反捻挫が原因でなることが多いですが、トレーニングのやり過ぎなど足部のオーバーユースも原因となることがあります。
その他立方骨症候群になってしまう可能性として、
- 体重過多
- 合わない靴を履いている
- 過度な運動
- 足首捻挫の既往歴
- でこぼこの地面を歩く・走る
- 回内足
- 「もの」を踏んでしまった
といったものがあります。(1)
立方骨周辺の痛み、捻挫後の痛み、動くと痛い、片足ジャンプ(ホッピング)で痛いなどが症状として出ることが多いです。(1)
OSCでも、やはり足首の捻挫後になんだかおかしいと言って来られる方が多いです。経験上ですが、腫れがなかなかひかない場合も立方骨が関係しているように思います。
骨折の可能性や、腓骨筋腱の問題、第5中足骨の疲労骨折(Jones骨折)、足根洞症候群といったものも同じような場所が痛むことがあるので、適切な評価が大切です。(2)
OSCでの総合的なアプローチ
立方骨症候群は足首の捻挫をした際にになりやすく、痛みや症状が長引く原因につながることがあります。
レントゲンなどの画像では判断が難しいので、結局問題が何かわからないためにただ安静にする、痛み止めを飲むといった対処になりがちです。(1、2)
何が問題なのかわからず、痛いまま運動をする、違和感を感じたまま生活を続けるというのはストレスですよね。
しっかりと他の原因と区別をし、身体全体を評価した上でのアプローチが必要です。
OUMIスポーツカイロプラクティックでは、
- 背骨や骨盤などにカイロプラクティックアジャストメントを行い、脳とからだのコミュニケーションを良くしてその後の運動やエクササイズがより効率良く行えるようにからだを整えていきます。立方骨を含む足部にもアジャストメントを行っていきます。(1)
- 足首の捻挫後などは特に大切ですが、足部・足首周りの筋肉のバランスを整えることも大切です。最終的には下半身・全身とからだ全体のはたらきも考慮に入れてケアを行っていきます。
- 「なぜ足にそんなに負担がかかってしまったのか」を生活・仕事・運動習慣からしっかり評価しないと根本的な解決は難しくなります。そして、これらは人によって違うので1人1人にあった評価を時間をかけてする必要があります。
- 再発しないために日常生活で改善するべきところ、適切なアドバイスやエクササイズは正しい評価があってこそ提供できるようになります。
- 回内足など場合によってはインソール・足底板を使用してのからだのサポートを提案します。
◎OUMIスポーツカイロプラクティックではそれらの評価とアプローチ全てを行うことができます。【カイロプラクティック】・【筋肉のバランスケア】・エクササイズ指導・生活習慣へのアドバイスを含む総合的なアプローチ・【インソール/クアドラステップ】を提供しています。
まずは正しい評価から。お気軽にご相談ください。
*初回の評価をもとに作成したケアプラン(施術計画書)に沿って、根本解決をサポートします。
*検査結果によっては医療機関の受診・再受診をすすめることもあります。
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参考文献:
- Durall CJ. Examination and treatment of cuboid syndrome: a literature review. Sports Health. 2011 Nov;3(6):514-9.
- Physiopedia. Cuboid syndrome. Retrieved from https://www.physio-pedia.com/Cuboid_Syndrome.
- Hyde TE and Gengenbach MS (2007). Conservative Management of Sports Injuries 2nd Edition. Burlington, MA: Jones & Bartlett Learning.
- Hearon KG (2005). What You Should Know About Extremity Adjusting 9th Edition. Boise, ID. Hearon Seminars.
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