特にケガや事故があったわけではないけれど、なんだかお尻の奥の方が痛い・脚にもしびれや痛みが出てしまう梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)というものがあります。
坐骨神経痛の原因の1つともされていて、正しい評価とアプローチが大切です。
長距離のウォーキングが原因で起こることもあり、硬い場所に座り続ける、お尻のポケットに財布を入れたまま座り続けるといったことで起こることもあります。
スポーツではランニング、スキー、テニス、長距離のバイク(自転車)でも起こることがあるとされています。
座り仕事や歩くことも大変になってしまうと、仕事や日常生活に大きな支障をきたしてしまいます。
OSCではそういった方々のために知識と経験に基づいた問題の根本へのアプローチを提供しています。
「病院でヘルニアと言われたがどうも違う気がする」
「もう1年以上も同じような症状に悩まされている」
「坐骨神経痛だと思うけど原因がわからない」
「趣味のランニングが思うようにできない」
「ストレッチを頑張っているがなかなか良くならない」
といったことでお困りの方は米国資格(DC)のOUMIスポーツカイロプラクティックがお力になれるかと思います。
なんでお尻のあたりが痛くなってしびれも出るの?
多くの場合、梨状筋と呼ばれる筋肉に坐骨神経が圧迫されることにより起こるとされています。梨状筋のすぐ下(深いところ)に坐骨神経が通っているので、この筋肉に何か問題があると神経が影響を受けやすいからです。
梨状筋は股関節を開くような動作の際に使う筋肉で、お尻の深い場所にあり、この部分に問題が起こることで、お尻の奥の方が痛いといった症状がでることが多いです。
骨盤の形や筋肉の付き方から女性の方がなりやすいとも言われています。
梨状筋は腰や骨盤(*梨状筋は仙骨にくっついている)などの他の部位からの影響も受けやすい為、症状のある場所だけでなく、その他の部位の評価も大切になります。
ハムストリングスや殿筋などの筋肉の影響も受けやすいです。
どうやって梨状筋症候群だと判断すればいい?
梨状筋症候群は直接的に判断することが難しく、その他の可能性を排除した上で最終的にわかることが多いです。
さらには、坐骨神経痛を引き起こす可能性のあるものは多数あるため評価にはしっかりと時間をかけなければいけません。
参考文献によると以下のような症状が報告されています(1)
- お尻の痛み
- 腰や股関節、太ももの裏の痛みや違和感
- ふくらはぎの痛みや違和感
- 尾骨の痛み
多くのケースでお尻の痛みがあるとされています。梨状筋がある部分を押すと痛い・かたいということがよく見られます。
OSCではどうアプローチするの?
まずは何が問題かを把握することに時間をかけてからだ全体を見ていきます。カイロプラクティックで脳とからだのコミュニケーションを良くすることで、その後のケアや評価がよりやりやすくなります。
その上で梨状筋が関係していそうということであれば、筋肉のバランスケアを通してアプローチしていきます。特に関係することの多い骨盤や腰の動きを整え、エクササイズなどでセルフケアが出来るようにサポートしていきます。
筋肉のはたらきは付着している骨のはたらきの影響を受けやすいことから、梨状筋がくっついている仙骨(骨盤)の動きをチェックすることはとても大切です。
日常生活や運動習慣に関するアドバイスも併用して”あなた自身が改善する”ためのお手伝いをします。
OSCでは初回に評価を中心に行い、根本的な原因となっている場所を特定します。それを基にケアプラン(施術計画書)を作成し、あなた自身にあったケアを提供していきます。
多くの場合は、徒手療法やエクササイズなどを中心としての保存療法でのアプローチが一般的です。
*痛みや症状がつよい場合や、初回での評価によっては医療機関の受診・再受診をすすめさせていただきます。
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参考文献:
- Jankovic D, Peng P and van Zundert A. Brief review: piriformis syndrome: etiology, diagnosis, and management. Can J Anaesth. 2013 Oct;60(10):1003-12.
- Souza TA (2014). Differential Diagnosis and Management for the Chiropractor 5th Edition. Burlington, MA: Jones & Bartlett Learning.
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