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「これって五十肩?」肩が痛くて動かせないときに知っておきたいこと【FAQ】
肩の痛みでお悩みの方からお問い合わせをいただきました。

四十肩や五十肩については同じようなお問い合わせがとても多いので、解説を加えた上で回答を共有させていただきます。
肩が痛いけどゴルフを続けても大丈夫?
肩の症状についてもみていただけるか気になり、ご連絡いたしました。
趣味でゴルフをしています。最近スイングを変えた影響か、肩に痛みが出て病院で「肩関節周囲炎」と言われました。今は着替えや寝返りのたびに痛みがあり、ゴルフも続けていいのか悩んでいます。
これはいわゆる四十肩・五十肩なのでしょうか?原因や自然に良くなるものかどうか、カイロプラクティックでできることがあれば教えていただきたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
当院からの回答

五十肩の疑問についてお答えします
四十肩や五十肩はとりあえずなんとなく肩の痛みに対して漠然と呼ばれてしまっていることが多く、「じゃあどうすればいいの?」という疑問をお持ちの方が多い印象です。今回は、四十肩・五十肩についてお話しします。
1. 四十肩・五十肩とは?
「四十肩」「五十肩」は専門的には肩関節周囲炎と呼ばれ、その名の通り肩の関節周囲の組織に炎症が起き、痛みや動きの制限が出る状態です。
「凍結肩」や「癒着性関節包炎」と表現されることもありますが、その程度の範囲も広く、かなり幅のある症状に付けられた名称だと思ってください。
2. 発症のきっかけと原因
明確な原因が特定できないケースもありますが、肩の使いすぎや、反対に動かさなかったことがきっかけとなる場合もあります。加齢や生活習慣の影響も大きく、自然と炎症が広がることがあります。
また、痛みの原因としては肩関節周囲炎だけでなく、腱板損傷や石灰沈着性腱板炎など、似た症状を引き起こす他の疾患もあるため、注意が必要です。まずは医療機関の受診を考える必要があります。
3. 自然に治る?放っておいて大丈夫?
肩関節周囲炎は数ヶ月から1年ほどで自然と回復することもありますが、完全に可動域が戻らなかったり、日常生活に支障が出るケースもあります。
とくに凍結肩のように、肩がまったく動かなくなってしまう状態では、放置によって回復が遅れることもあります。なるべく肩が固まり過ぎないように動かしておきたいのですが、痛みが強く自身でのケアが難しいものでもあります。
カイロプラクティックでできること
カイロプラクティックでは、肩関節まわりももちろん評価するのですが、背骨や肩甲骨の動きとの関連も含めて全身のバランスを調整していきます。肩自体の動きはそういった他の部位の影響も大きく受けるからです。

筋肉や関節へのアプローチを通して、痛みの軽減や動きの変化を目指します。また、ご自宅でのセルフケアの方法も提案しサポートします。
ゴルフなどの運動は続けてもいいの?
痛みの程度にもよりますが、無理をするとかえって状態が悪化することもあるため、いったん練習を控えたほうがよい場合もあります。
状態が安定してきたら、肩に負担をかけすぎない範囲で徐々に再開することが可能です。再発を防ぐためにも、フォームの見直しや身体の使い方の改善が大切になります。どの程度までプレーしてもいいかの判断は専門家にお願いするべきところです。
似た症状がある他の肩の疾患について
肩の痛みを引き起こす疾患には、肩関節周囲炎以外にもさまざまなものがあります。たとえば、石灰が腱にたまって炎症を起こす石灰沈着性腱板炎や、筋肉が断裂する腱板損傷なども代表的です。
これらの疾患は似たような症状を持つため、早期に専門家の判断を受けることが大切です。
日常生活での注意点
肩の痛みが強い時期には、無理に動かそうとせず、適度に休ませることも必要です。一方で、まったく動かさないと固まってしまうリスクもあるため、専門家の指導のもとでの軽い運動やストレッチが推奨されます。
日常生活での動作や姿勢、お仕事などにも注意を払うことで、肩への負担を軽減することもできます。
まとめ
四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)は、加齢や日常の習慣などから誰にでも起こりうるものです。症状が長引いたり、生活に支障が出ている場合には、自己判断で放置せず、専門家に相談することをおすすめします。
当院では、肩の状態を多角的にみながら、その人に合った施術とセルフケアの指導を行っています。気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。
肩のお悩みに関連するページのご案内
当院では部位ごとに症状別ページをまとめています。ぜひご覧になってみてください。
その他の肩のお悩みについてはこちらのページも併せてご参照ください。

当院であなたのお悩みに対応可能どうかを5秒で調べることができる症状検索ページもご活用ください。