痛みを理解するということ/ Understanding Pain


まずは文章を頑張って読んでいただき、最後に文章の内容を思い出しながら下にあるアニメーションを見てみてください。

 

Please refer to the video at the bottom of this page if you want to know more about what actually pain is.

 

「痛みを理解するということ/ Understanding Pain」

  • 痛みに対する正しい理解をもつこと
  • 痛みを感じるということはどういうことなのか
  • 痛くても動いた方が良い場合とは
  • 脳と背骨の関係からみる痛みとは

The Reality Check: Understanding Painより引用。アニメーションの内容を簡単に訳したものを共有させていただきます。


【痛みを理解するということ】

 

痛みを感じることは普通なことです。誰しもがどこかのタイミングで痛みを感じています。痛みを感じることは、身体が危ないことをやり続けてしまわないようにするための防御反応であるべきです。


しかし、慢性的な痛み、とくに3カ月以上続いているような痛みは、もはや防御のためや危険なことを教えてくれる有益なものではありません。


それでは慢性的な痛みとは何なのか、それを取り除くためにはどうすればいいのか考えてみましょう。


痛みとは、あなたの脳が恐怖を感じたり、危険に直面したと判断した時に、あなたを守るために脳によって作られるものです。
ここで興味深いのは、痛みを感じるのに実際に身体にダメージがある(筋肉の線維が切れているなど)必要はないということです。もし、脳が身体のダメージに気づかなければ、ケガをしていたとしても痛みを感じることはありません。


慢性的な痛みは、病院に行ったり仕事を休んだりする理由として2番目に多いものです。慢性的な痛みをもつ人の3分の1以上は、程度の差はあれど痛みによって行動に制限がかかります。

慢性的な痛みは、ある時は大したことない程度、またある時は耐えきれない程であったり、時々感じる程度のもの、または持続的なものだったりします。時には少し不便を感じる程度であったり、ある時は全く動けない程という場合もあります。


痛みは頭痛、首こり・肩こり・腰痛や関節痛からくることもあり、またはケガが原因となる場合もあります。
その他の慢性的な痛みには、腱の炎症や副鼻腔痛、手根管症候群などある特定の身体の部位(肩、肘、手首、手、股関節、膝、足首、足)の痛みなどがあります。


これらの痛みに共通することとして、実際に感じている痛みは100%脳によってつくられたものだということです。
これは痛みが実際には存在しないものという意味ではありません、痛みはとても現実的なものです。


しかし、痛みが脳でつくられたものだと理解することは、痛みを取り除く・どうにかする上で大きな意味をもっています。
痛みはあなた自身が痛みに対してどう考えているか・感じているかによって捉え方が変わるので、痛みについて正しく理解するということはとても大切なことです。


あなたが感じる痛みは、脳があなたを守ろうと判断したことによるものです。脳がなぜ痛みを感じることを選んだのか考えることはとても役に立ちます。

 

痛みを感じ始めたタイミングで何が起こったのか、何が痛みを悪化させるのか、何をすると緩和されるのか。なぜこういった考えがとても大切なのでしょうか?
それは、脳というのは再教育することができるとわかっているからです。痛みから抜け出すために脳を再教育する道具やツールを使う必要があります。


脳を再教育するためのいくつかの大切なこととして、アクティブに過ごすこと、ポジティブに過ごすこと、食生活の改善、睡眠をよくとることが挙げられます。
ここでは、なぜアクティブに過ごすことが大切なのか考えていきましょう。


あなたの姿勢やあなたがどう動くかということは、あなたがどう痛みを感じるかにおいてとても大切な役割をもっています。毎日、短い距離を歩くだけでも手助けとなるのです。たとえ痛みで動けなかったとしても、そういった動きを想像するだけでも手助けになります。

神経生理学の分野における研究から、運動をイメージするだけでも、実際に動くことと似たかたちで脳に影響を与えることがわかっています。
このことは脳が「動くことは危険ではない」ということを再認識する上で手助けとなります。なぜなら、動きを想像することでどこかを傷めることはないからです。


基本的にはあなたは脳を良い意味でだまし、ごまかすことで痛みのない動きの状態に戻すことができます。


よく遊び、動きを楽しみ、楽しさや嬉しさといった気分を感じる時に動き、美しい木々や花が咲く公園で動き、太陽の下で動き、水の中でも動きましょう。


あなたの背骨のはたらきもとても大切です。ヨガや簡単な背骨を動かすエクササイズはとても良いことです。そしてカイロプラクティックはあなたが動くことを手助けする上で有効かもしれません。


カイロプラクティックの主な目的はあなたの背骨の動きとはたらきを良くすることです。このことはとても大切なことです。なぜなら、正しい動きをする背骨は脳がからだの状態を正確に把握する上での手助けとなるからです。それは背骨だけでなく身体の他の部位に関してもあてはめることが出来ます。


いくつかの研究からカイロプラクティックが首の痛みや腰痛、頭痛に悩む人の手助けになることがわかっています。これはカイロプラクティックが、脳が背骨や身体で起こっていることを知る上で手助けになっている可能性があるからです。そして、もはや必要でなくなった痛みを感じるスイッチをオフにする手助けにもなります。


もしあなたが慢性的な痛みに悩まされているのなら、ポジティブに過ごし、動き、よく食べ、よく眠り、痛みから抜け出すための脳の再教育のためにカイロプラクターに相談してみましょう!

 

 

~おしまい~

 

それでは下のアニメーションをご覧ください!